釣りをしていると、よく耳にする「レンジ」という言葉。「レンジを変えてみよう!」とか「魚がいるレンジを探ろう!」とか、釣り人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
でも、そもそもレンジって何なの?って思いますよね。
ということで、今回は釣りでよく聞く「レンジ」について解説していきます!レンジの意味はもちろん、表層・中層・底層の違いや、実際にどうやってレンジを探せばいいのかも紹介します。レンジを意識するだけで、今まで反応がなかった魚が釣れるようになるかもしれませんよ!
それでは、さっそく見ていきましょう!
釣りでよく聞く「レンジ(タナ)」とは?
まずは、レンジの意味から!
釣りにおけるレンジとは、簡単にいうと魚がいる水深や、ルアーを通す水深のことです。例えば、水面付近にいる魚を狙うなら表層、海の中間付近にいる魚を狙うなら中層、海底付近にいる魚を狙うなら底層を意識します。
どれだけ良いルアーを使っていても、魚がいる水深と違う場所ばかりを狙っていたら、なかなか釣果につながらないことも……逆に、魚が反応するレンジを見つけられれば、釣果アップにつながる可能性大!これは攻略するしかない!
レンジとタナって何が違うの?
レンジと似た言葉に「タナ」があります。どちらも魚がいる水深や、仕掛けを合わせる水深に関係する言葉です。
- レンジ: ルアーを通す水深や、魚が反応する水深
- タナ: 魚がいる層や、仕掛けを合わせる水深
例えば、ルアー釣りでは「今日は中層のレンジで反応がある!」といった使い方をします。一方、ウキ釣りでは「魚のタナを探ろう!」というように使われます。
ただし、釣り方や人によって使い方が異なることもあり、ほとんど同じ意味ですね。
「レンジが合っていない」ってどういうこと?
釣り人がよく使う「レンジが合っていない」という言葉。これは、魚がいる水深と、ルアーが通っている水深がずれている状態を指すことがあります。
例えば、魚が水面付近でエサを追っているのに、海底付近ばかりを狙っていたら…魚の目の前にルアーが通らず、なかなか反応してもらえないかもしれません。逆に、魚が底付近にいるのに水面ばかり狙っていても、なかなか釣れない可能性があります。
もちろん、レンジが合っていても、ルアーの種類や動かし方などによって釣れないことはあります。ですが、釣れないときにレンジを疑ってみるのは、ぜひ覚えておきたいポイントです!
釣りのレンジは大きく3つ!
レンジは、基本的に「表層」「中層」「底層」の3つに分けて考えるとわかりやすいです。
それぞれ、どんな場所なのか見ていきましょう!
表層(トップレンジ)
表層とは、簡単にいうと水面に近い場所のこと!
水面で魚が跳ねていたり、小魚が逃げ回っていたりする場面を見たことはありませんか?そんなときは、表層付近で魚がエサを追っている可能性があります。
ルアー釣りでは、トップウォータープラグや水面付近を泳ぐミノーなどが活躍することがあります。
水面を意識してルアーを通してみましょう!
ただし、水面で魚が跳ねていないからといって、表層に魚がいないとは限りません。まずは表層から探ってみて、反応がなければ少しずつレンジを変えていくのもおすすめです。
中層(ミドルレンジ)
続いて、中層!
中層とは、水面と海底の間にある水深のことです。
表層では反応がない……
でも、魚がいないとは限りません!もしかすると、魚はもう少し深い場所にいるのかも?そんなときに意識したいのが中層です。
例えば、シーバスや青物などをルアーで狙う場合も、魚がどの水深でエサを追っているかによって反応が変わることがあります。
ちなみに、中層といっても水深5mの場所と20mの場所では、狙う範囲が違います。釣り場の水深に合わせて考えることも大切ですよ!
底層(ボトムレンジ)
最後は底層!
底層とは、海底や川底に近い場所のことです。ルアー釣りでは「ボトム」と呼ばれることもあります。
魚種によっては、海底付近でエサを探していることもあるため、底層を狙うことが釣果につながる場合があります。ルアーを沈めて底に着いたことを確認してから巻き始めたり、底付近を意識してルアーを操作したりして探ってみましょう!
岩や障害物が多い場所でルアーを底に着けたままにしていると、根掛かりしてしまうことも……。せっかくのルアーを失わないためにも、釣り場の地形やルアーの特徴に合わせて操作してくださいね!
レンジを攻略するための探し方3ステップ!
さて、レンジの意味がわかったところで、次は実践編!
「意味はわかったけど、結局どうやって探せばいいの?」
そんな疑問にお答えします!
ルアー釣りの場合は、次の3ステップを意識してみましょう。
ステップ1|まずは表層から探ってみよう!
最初は、水面付近から探ってみましょう!水面で魚が跳ねていたり、小魚が追われていたりする場合は、表層付近で捕食が起きている可能性があります。
そんな状況では、水面付近を泳ぐルアーを使ったり、ルアーが着水してすぐに巻き始めたりして、反応を確認してみましょう。
もちろん、いつでも表層から始めれば正解というわけではありません。釣り場の水深や狙う魚、季節などによって、最初に狙うレンジを変えるのもアリです!
大切なのは、なんとなく投げ続けるのではなく、どのレンジを狙っているのかを意識することです。
ステップ2|反応がなければ中層・底層へ!
表層で反応がない……。
そんなときは、少しずつ狙うレンジを変えてみましょう!
ここで便利なのが、ルアーを着水させてから沈める時間を数える「カウントダウン」戦法です。
- 着水したらすぐに巻き始めて、表層を狙う
- 着水してから数秒沈めて、少し深いレンジを狙う
- さらに沈める時間を長くして、より深いレンジを狙う
このように、沈める時間を変えながら探っていきます。
表層でダメなら中層、中層でダメなら底層……というように、少しずつ探る範囲を広げてみましょう!ただし、沈める秒数と水深が必ずしも比例するわけではありません。
ルアーの重さや形状、ライン、潮の流れなどによって沈み方が変わるため、あくまで目安として考えてください。
また、ルアーによっては巻いている間に浮き上がったり、深く潜ったりするものもあります。ルアーの特徴も理解しておくと、レンジ攻略がもっと楽しくなりますよ!
ステップ3|アタリが出たレンジを覚えておこう!
そして、個人的にも意識しておきたいのがコレ!
魚の反応があったレンジを覚えておくこと!
例えば、着水してから5秒沈めて巻いたときにシーバスが釣れたとします。そうしたら、次のキャストでも同じように5秒沈めて巻いてみましょう。
もちろん、潮の流れやキャストする方向によってルアーの位置は変わるので、まったく同じ条件になるとは限りません。それでも、釣れたときの条件を再現してみることは大切です!
レンジだけでなく、ルアーの種類や巻く速度、アタリがあった場所なども覚えておくと、釣れたパターンを見つけやすくなります。
釣れたときの状況を記録しておけば、次回の釣行でも役立つかもしれませんね!
レンジを意識すると釣果アップにつながる理由
ここまでレンジの探し方を紹介してきましたが、そもそも、なぜレンジを意識することが大切なのでしょうか?
その理由を3つ紹介します!
魚がいる層にルアーを届けられる!
当たり前のことですが、魚がいる場所にルアーを通せれば、魚に見つけてもらえるチャンスが増えます!
反対に、魚がいる水深と違う場所ばかり狙っていたら、なかなか反応が得られないかもしれません。
「魚はいるはずなのに、なかなか釣れない……」
そんなときは、ルアーを通すレンジを変えてみるのもひとつの方法です!
反応のない釣りを効率よく減らせる!
同じ場所で同じレンジばかり狙っていると、魚が別の水深にいる場合に見逃してしまう可能性があります。
そこで、表層・中層・底層と狙うレンジを変えながら、魚の反応を探っていきましょう!
反応があるレンジを見つけられれば、やみくもに投げ続けるよりも効率よく魚を探せる可能性があります。
ただし、釣れない原因はレンジだけではありません。ルアーの種類やカラー、巻く速度、潮の状況なども関係するので、ひとつずつ試してみてくださいね!
釣れたパターンを再現しやすくなる!
釣りで大切なのは、釣れた理由を考えて次につなげること!
例えば、「着水後に5秒沈めたら釣れた」「中層をゆっくり巻いたらアタリがあった」といった情報を覚えておくと、次のキャストでも試すことができます。
釣れたときのレンジやルアー、巻く速度などを記録しておくのもおすすめです。
せっかく魚が釣れたなら、その経験を次の釣果につなげたいですよね!
レンジ攻略で初心者がやりがちな失敗
レンジを意識していても、なかなか釣れないことはあります。
そんなときは、次のポイントもチェックしてみましょう!
いつも同じレンジばかり狙っている
お気に入りのルアーや得意な釣り方があると、ついつい同じレンジばかり狙ってしまいませんか?
でも、魚がいるレンジは時間帯や潮の状況などによって変わることがあります。
いつも同じ場所を通しているのに反応がない……。
そんなときは、少し狙う水深を変えてみましょう!
表層から底層まで探ってみることで、思わぬところで魚の反応が得られるかもしれませんよ!
底まで沈めれば釣れると思っている
「とりあえず底まで沈めておけばいいでしょ!」
……と思ってしまうこともあるかもしれません。
ですが、魚がいつも底にいるとは限りません。
表層でエサを追っている魚もいれば、中層を泳いでいる魚もいます。
底層を狙うことが有効な場面もありますが、状況によっては表層や中層を狙ったほうが反応が得られることもあります。
大切なのは、底まで沈めること自体ではなく、魚が反応するレンジを探すこと!
根掛かりにも気をつけながら、いろいろなレンジを試してみましょう!
ルアーを変えたのにレンジを意識していない
ルアーを交換するとき、カラーやサイズばかりに注目していませんか?
もちろん、それらも大切な要素です。
ですが、ルアーによって泳ぐ水深や沈む速さは異なります。
例えば、同じようにリールを巻いていても、水面付近を泳ぐルアーもあれば、深い場所まで潜るルアーもあります。
ルアーを交換したら、「このルアーはどのレンジを狙えるんだろう?」と考えてみましょう!
ルアーの特徴を理解して使い分けられるようになれば、レンジ攻略の幅も広がりますよ!
まとめ|レンジを攻略して釣果アップを目指そう!
最後に、今回のポイントをおさらいしましょう。
- レンジとは、魚がいる水深やルアーを通す水深のこと!
- レンジは表層・中層・底層に分けて考えるとわかりやすい!
- ルアーを沈める時間を変えることで、狙うレンジを調整できる!
- アタリがあったレンジを覚えておくと、次の釣りにも活かせる!
釣りでは、魚がいる場所を見つけることが釣果アップにつながります。
なかなか釣れないときは、ルアーを交換する前に、まずはレンジを変えてみるのもアリ!
次回の釣行では、ぜひ表層・中層・底層を意識しながら、魚が反応するレンジを探してみてくださいね!